今回の記事もAIを使った調査記事になります。
前回は性的コンテンツと差別表現についての記事でした。
今回は、それ以外にもうっかりやってしまいがちなものもまとめてみました。これらは多くのプラットフォームでNGになっているので、投稿前にチェックしてみてください。
以下、AIによるレポートになります。
1. うっかりやってしまいがちな著作権侵害・権利侵害
1-1. 写真や他作品のトレース・模写による権利侵害
- 事例:市販の写真やウェブ上の画像を無断で模写・トレースし、作品として公開や販売を行う。他作家のイラストを「参考」にしすぎて構図がほぼ同じになる。
- ポイント:他者の著作物を下敷きにして複製する行為は、著作権の「複製権」「翻案権」の侵害となる可能性が高い。忠実にトレースするほどオリジナリティが失われる。
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1-2. 有名キャラクターやブランドロゴの無断使用
- 事例:他作品の人気キャラクターを無断で描いて同人グッズを販売。ブランドロゴやキャッチコピーを無断で作品に流用。
- ポイント:キャラクターは著作権保護されており、二次創作でも原作者の許諾が必要。ブランドロゴは商標権も絡む。
- 参照サイト:
1-3. インターネットで拾った画像や素材の無断使用
- 事例:検索エンジンで見つけた画像を無断で使う。SNSで他人が投稿した写真やイラストを勝手に作品に組み込む。
- ポイント:「ネットにある=自由に使える」わけではない。利用規約・ライセンス(フリー素材の場合も注意)を必ず確認する。
- 参照サイト:
1-4. 実在の人物写真を無断でイラスト化・コミカライズ
- 事例:芸能人やスポーツ選手の写真を模写してグッズ化やSNS投稿、撮影者の許可なく写真を作品に転用。
- ポイント:写真の著作権に加え、本人の肖像権・パブリシティ権を侵害する恐れがある。商業利用なら特に注意が必要。
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1-5. 「参考にしたつもり」が構図・デザイン酷似によるクレーム
- 事例:他作品のキャラデザインや構図・セリフを過度に真似し、ストーリーまで類似してクレームを受ける。
- ポイント:アイデアやコンセプトは保護対象外だが、具体的な表現が似すぎると侵害とみなされやすい。
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1-6. 有名人の名前の利用
- 事例:有名人の名前を作品タイトルやキャラ名に無断で使用し、宣伝効果を狙う。虚偽情報やイメージ毀損につながる。
- ポイント:氏名表示権やパブリシティ権の侵害の可能性。名誉毀損や信用毀損に発展するケースもある。
1-7. 商品画像・商品名の利用
- 事例:実在の商品パッケージやロゴを、そのまま作品に使用して公式コラボのように見せる。
- ポイント:パッケージには著作権・意匠権、商品名には商標権が及ぶことが多く、無断利用はリスクが大きい。
1-8. 歌詞の利用
- 事例:有名曲の歌詞をそっくり引用して作品中に掲載。SNSに丸ごと投稿。
- ポイント:歌詞は作詞者や音楽出版社が権利を有し、全文利用・長文引用は権利処理が必要。引用の要件を満たしていないと違法となる。
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2. 児童に対する搾取・虐待に関する表現
2-1. 児童買春・児童の人身売買などを想起・肯定させる表現
- 事例:未成年キャラクターが売春や人身売買の対象になる描写を美化・肯定的に扱う。児童が性的対象として強調される。
- ポイント:日本では「児童買春・児童ポルノ禁止法」により厳しく規制され、国際的にも大きな問題視対象。社会的反発・炎上の可能性が非常に高い。
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2-2. 児童虐待・暴力の描写
- 事例:児童への虐待や暴力を過度にセンセーショナルに描き、被害当事者や読者に二次的被害を与える。
- ポイント:子どもの被害表現は社会的に非常に敏感。リアルさや衝撃を求めるあまり、公序良俗や倫理への配慮を欠くと大きな批判を招く。
- 参照サイト:
3. 差別的表現
3-1. 歴史的経緯や社会的文脈を無視した差別用語の使用
- 事例:特定の民族・障がい・職業などに対する蔑視表現やスラングを何気なく使い、読者に強い不快感を与える。
- ポイント:意図せずとも問題となり得る。出版・公開の際には用語の由来や差別的意味合いを事前にチェックする。
- 参照サイト:
3-2. 特定の集団(民族・宗教・性別・性的指向など)に対するヘイト表現
- 事例:国籍や人種への誹謗、LGBTQなどの性的マイノリティを揶揄するセリフを作中で多用してしまう。
- ポイント:国内外でヘイトスピーチを禁止・規制する動きがあり、海外に広がった場合深刻な炎上・批判のリスク。
- 参照サイト:
4. 国際的に強く禁忌とされる表現
4-1. ハーケンクロイツ(ナチスの象徴)や極端な政治的主張のシンボル
- 事例:ナチスを模した軍服やシンボルを、デザイン性のみで取り入れ、海外から「ナチス賛美」と受け止められる。
- ポイント:ドイツなどではハーケンクロイツの使用が刑法で禁じられているなど国際的に極めてデリケートな問題。
- 参照サイト:
4-2. 宗教上の禁忌(コーラン、預言者ムハンマドの肖像 等)
- 事例:イスラム教の聖典コーランや預言者ムハンマドを侮辱的に描き、国際的な抗議を受ける。
- ポイント:宗教上のタブーは宗派ごとに異なるが、誤った知識や偏見に基づく表現は危険度が高い。
- 参照サイト:
4-3. 赤十字のマーク
- 事例:医療シンボルとして赤十字マークをキャラの衣装やアイコンに使用し、国際法的に問題となる。
- ポイント:赤十字マークはジュネーヴ条約で保護され、日本国内でも「赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律」が存在。
- 参照サイト:
5. 暴力表現に関する注意点
5-1. 暴力表現はどこまで許容されるのか
- 事例:人体の切断面や過度な流血・臓器描写など、グロテスクな表現を詳細に描写してしまう。
- ポイント:
- 日本国内で暴力表現を一律に規制する法律はないが、公序良俗や青少年保護の観点から各種ガイドラインが存在。
- ゲームや映像作品でレーティング(CERO、ESRB、PEGI等)があるように、出版・配信プラットフォームごとに自主規制や年齢制限の基準がある。
- 切断面や臓器の露出、大量出血などがある場合はR指定相当扱いとなりやすい。
- 動物やクリーチャーを対象とする暴力描写でも、倫理的批判を受ける恐れがあるため注意が必要。
5-2. 対策・基準
- 出版社・プラットフォームのガイドラインを確認:雑誌、同人誌即売会、電子書籍配信サイトなどで定められた過激表現の基準を把握する。
- 自主的な年齢制限や注意書きの付与:グロテスク表現が多い場合は「流血・残酷描写あり」などの警告表示を行う。
- 表現の必要性を検証:過度な残虐描写がストーリー上で本当に必須かどうかを見直す。
- 参考ガイドライン・事例:
- CERO | レーティング対象内容
- 映画倫理機構(映倫) | レーティング審査基準
- 都道府県の青少年保護育成条例など
まとめと対策
- 幅広い法的・社会的リスクへの理解
著作権・肖像権・商標権だけでなく、児童保護(児童買春・ポルノ、虐待)、差別表現、宗教上の禁忌、暴力表現など多岐にわたるリスクがある。国内外の法律や文化の違いにも注意する。 - 事前リサーチと権利確認・表現上の配慮
他者の著作物や有名人・企業名・商品名を使う際は、利用規約・ライセンスや権利者の許可の有無を必ず確認。過激表現や暴力・差別的表現を取り扱うときは年齢制限や注意書きなどを検討する。 - 表現の自由と責任のバランス
創作には自由な発想が大切だが、社会的・法的責任も伴う。不用意な表現は炎上や法的トラブルを招き、作品活動に大きな影響を及ぼす。 - 最新情報の確認と専門家への相談
法令やガイドラインは改正される可能性があるため、文化庁やCRIC、特許庁、JASRACなどの公式情報を定期的にチェック。不安がある場合は弁護士や権利管理団体に相談するのが望ましい。
以上を踏まえて、イラスト・漫画の制作・公開時には慎重に表現をチェックし、トラブルを事前に回避しましょう。